Japanese (日本)
ダニエラ・ファリーはニーダーエスターライヒ(Niederösterreich:オーストリ ア北東部の州)に生まれ、ウィーン国立音楽大学にてオペラの学位を優等で所 得(エレナ・ラツァルシュカのクラスにて学び、リートとオラトリオをエディ ット・マティスに師事)。 これに先立ち、ミュージカル・コメディと演技の演劇研究を終了し、舞台芸術 に関するファイナル・ディプロマ資格を優等で所得。
彼女の声楽研究における傑出した成果として、ウィーン国立音楽大学における 最優秀賞の受賞が挙げられる。
ダニエラ・ファリーのキャリアは 19 歳から始まり、最初は演劇、その後ミュー ジカル・コメディと移り、オペラに至る。
2006 年 6 月、J.シュトラウス作曲《こうもり》のアデーレ役の解釈と歌唱に対 して、エバーハルト・ヴェヒター賞を受賞。
彼女は 2009/10 シーズンからウィーン国立歌劇場と契約し、演じた役は、ツェ ルビネッタ《アリアドネ》、ゾフィー《ばらの騎士》、オスカル《仮面舞踏会》、 ロジーナ《セヴィリアの理髪師》、フィアカーミリ《アラベラ》、イタリア人歌 手《カプリッチョ》、そして《こうもり》のアデーレである。ウィーン国立歌劇 場の前に、彼女は 2005 年から 2009 年にウィーン・フォルクス・オパーにアン サンブル歌手として 4 年間所属し、そのことによって彼女は幅広いレパートリ ーを獲得した。
ダニエラ・ファリーは、その他多くの劇場にゲスト歌手として招かれ、ブレゲ ンツ・フェスティバル、デュッセルドルフのドイツ・オペラ・アム・ライン、 リエージュのワロン王立オペラ劇場、クラーゲンフルト国立歌劇場、ミュンヘ ンのバイエルン州立劇場、チューリヒオペラ劇場、ドレスデンのゼンパーオパ ー、そしてハンブルグ州立劇場に出演した。
彼女はコンサートとリサイタルを、ルツェルン・フェスティバル、ウィーン・ ムジークフェライン、ベルリンのドイチュオパー、グラーツのシュテファニー
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ザール、ザルツブルグ・アリーナ、インスブルックのゴルッサー・コングレッ ザール、ハンブルク・ムジークホール、ミュンヘンのプリントレーゲンテンシ アター、そしてスイス、日本、中国、ドバイで行ってきた。
ダニエラ・ファリーは著名な指揮者と共演を重ねており、主な共演指揮者に、 アダム・フィッシャー、アッシャー・フィッシュ、レオポルト・ハーガー、ジ ュリア・ジョーンズ、フィリッ婦・ジョーダン、サイモン・ヤング、ウルフ・ シルマー、ペーター・シュナイダー、ニコラス・アーノンクールとフランツ・ ウェルザー=メストの名が挙げられる。
彼女にとって、リートにおける広大なレパートリーを除き、最も重要な役柄は、 ブロンド《後宮からの逃走》、ロジーナ《セヴィリアの理髪師》、マリー《連隊 の娘》、ノリーナ《ドン・パスクアーレ》、オリンピア《ホフマン物語》、グレー テル《ヘンゼルとグレーテル》、ゾフィー《ばらの騎士》、ツェルビネッタ《ナ クソク島のアリアドネ》、フィアカーミリ《アラベラ》、オスカル《仮面舞踏会》、 ティターニア《真夏の夜の夢》、そして、この役を演じるために生まれてきたと いえる程に適役であるアデーレ《こうもり》である。
2010 年8 月
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